サナキザンガブリアス3


_ ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
サーナイト ハイパーボイス 封印 トリックルーム 守る サーナイトナイト トレース
キリキザン アイアンヘッド 不意打ち 叩き落とす 守る 命の珠 負けん気
ガブリアス 岩雪崩 地震 ドラゴンクロー 守る ゴツゴツメット 鮫肌
クロバット ブレイブバード 追い風 ファストガード 挑発 カゴの実 精神力
ギャラドス こごえるかぜ 滝登り 挑発 雨乞い ラムの実/ソクノの実 威嚇
ハリテヤマ 叩き落とす インファイト 猫騙 ワイドガード オボンの実 厚い脂肪


直近のトリプルオフである噴火杯では、チョコさんのバクーダトリパが優勝したこともあり、今回の第3回東京トリプルオフでは
催眠耐性を確保しつつ、追い風軸にもトリル軸にも対応しやすい封印サーナイトを中心とした3枚のS操作枠を加えたPTを使用した。

結果は残念ながら4位。今回サーナイトのKPが1であったので何としても優勝したいところでした<以下個別解説>



 メガサーナイト

控え目 H244 B148 C100 D4 S12

陽気メガガルーラの親子愛おんがえしを98.83%で耐え
A-1陽気メガガルーラの親子愛捨て身タックル + A-1意地っ張りランドロスのWダメージ岩雪崩を確定耐え
H4陽気メガガルーラをWダメージハイパーボイスで確定2発(91〜)
メガシンカ後準速70族抜き

想定されやすいガルーラ+ランドロスへの並びへ動かしやすいようにHBCSを調整した配分に


同じくフェアリータイプのニンフィアと比較されるケースが多くメガ枠を消費してまで採用するメリットの問われるポケモン。自分の見解は次のようになってます

仮に、今回のメガサーナイト(控え目):174-x-106-217-150-123と同火力以上を出そうとする場合、
精霊プレートニンフィア→不可(C補正252振りでメガガルーラへの最低ダメージで3の差)
命の珠ニンフィア→C補正180振り以上(実数値168〜)で達成(努力値残り330)
拘り眼鏡ニンフィア→C補正20振り以上(実数値145〜)で達成(努力値残り20)

また、C補正ニンフィアを追い風のみを絡めて扱うとすると、
控え目スカーフサザンドラ抜き(実数値225)→不可
陽気スカーフランドロス抜き(実数値235)→不可
意地っ張りスカーフランドロス(実数値214)抜き→S108以上(努力値220〜)
S補正スカーフドーブル(実数値208)抜き→S105以上(努力値196〜)
S補正108族(テラキオンゴウカザル等)抜き→S89以上(努力値68〜)
陽気ガブリアス(実数値169)抜き→S85以上(努力値36〜)

火力を持たせつつSを過剰に割くのはニンフィアには不向きであるというのが言えそうで、耐久調整をする方が強そうに見えます


これらを踏まえた上でニンフィアサーナイトの比較をすると

メガサーナイトの利点
・追い風を絡めた展開で陽気スカーフランドロス、控え目サザンドラの上からフェアリー打点を期待できる
・S操作無しで意地っ張りキリキザンの上を取れる(※臆病ニンフィアであれば可能)
トリックルームを習得し自身もS操作の駒になる(範囲火力枠+S操作枠)
・タイプ一致でのエスパー技や、ハイパーボイストリックルームの封印が可能である
・ある程度の火力を出せるが拘らず、珠反動のような自滅自体はない

ニンフィアの利点
・何よりもメガシンカ枠を消費しない
・S実数値はそこまで高く設定できないので追い風のみでは扱いが難しくなるが、スイッチPTやトリパでは耐久調整を施しながらメガサーナイト以上の火力を出せる(範囲火力枠)
ムーンフォースを採用しやすくワイドガード絡みの相手の前で高めのフェアリー打点を狙い易い
・持ち物と技スペースの自由度があり型や耐久値の断定はしにくい
・悪タイプが半減になるのでSの主導権を握った後メガガルーラキリキザンからの不意打ちのダメージが抑えられる

ニンフィアはSを活かしやすいトリックルーム下、もしくは耐久や悪半減を活かすことでサイクルを回しつつ高いフェアリー打点を打ち分けて通せるポケモン
メガサーナイトは自身が素のSが高めで追い風との相性がよい範囲フェアリー打点に加えて追い風ミラーや対トリルPTに対して自身がS操作のカードへとなるポケモン

と言えると考えています


追い風を主軸にSの主導権を取り、フェアリー打点+αで詰めるスイッチPTを目指せばガルーラやリザードン等の強力なメガシンカ+トリル要員+ニンフィアの形にも勝るケースがあるのがサーナイト軸の醍醐味と言えそうですね


サーナイトニンフィアに限らず、スキンハイパーボイスのメリットは命中安定な範囲高火力を出せることにあり、オフでの大会では使用率が伸びるのを見越して今回は封印サーナイトに。
パターンにハマった時のトリル中心のPTへの強さは他のメガシンカ軸よりも高いので予選は安定して抜けられると踏んでいました




 キリキザン

意地っ張り H68 A188 B4 D28 S220
実数値:149-185-121-x-94-118

HP→10n-1&6n-1
追い風下で陽気スカーフ霊獣ランドロス+1
S-1 S補正108族(テラキオンゴウカザル等)+1

アイアンヘッドで意地メガガルーラの親子愛捨て身耐えニンフィアを確定1
珠不意打ちorアイアンヘッドでH4メガガルーラを確定2(91〜)
珠叩き落とすで臆病メガゲンガーのシャドボ+珠反動耐え(H155D140)のシールドギルガルドを確定1
A+1珠不意打ち+陽気ガブリアスのA-1ドラゴンクローでH4メガガルーラを突破
A+1珠叩き落とすでH179-B110までの霊獣ランドロスを確定1
(Sに振り切る意地スカーフランドロスで無振りサザンドラを馬鹿力で確定1が取れる余りをHPに回した耐久値がH177-B110)

控え目C252メガサーナイトのWダメージスキンボイスを確定耐え
控え目C252精霊プレートニンフィアのWダメージスキンボイス+珠ダメージ1回を確定耐え
控え目C252命の珠ニンフィアのWダメージスキンボイスを確定耐え
雨下控え目C252メガリザードンYのWダメージ熱風+珠ダメージ×2を確定耐え
A-1意地ランドロスのWダメ−ジ地震+珠ダメージ×2を90%で耐え
A-1陽気珠ガブリアスのWダメージ地震+珠ダメージ×1を93.75%で耐え

(実数値A184B122)
A-1意地ランドロスのWダメージ地震+珠ダメージ×2を確定耐え



陽気スカーフ霊獣ランドロスを追い風下で抜くキリキザンのもっとも好みな配分。
キリキザンの役割は威嚇への牽制+フェアリータイプの処理を遂行したい駒だと考えているのでASに振り切るよりもフェアリーからダメージを受ける場面もケアできるだけの耐久調整にしてある。

クロバット+ガブリアスorギャラドスと合わせてセンターでの初手選出が多め。
珠反動の回数次第で威嚇を1回受けた味方ガブリアス地震に巻き込みながらキリキザンを動かせる択も覚えておくとムーブも合わせて行動パターンがかなり増える。

Aのラインを珠不意打ちでメガガルーラが確定2にしてあるのはメガサーナイトのスキンボイス
ガブリアスの鮫肌+ゴツメでのスリップダメージと合わせてダメージプランが立てやすいため。
確定2=A2段回上昇であれば確定1発であるので、威嚇だけでなく特に凍える風を撃たせる機会を減らしてSの優位をPTとして取りやすいのもキリキザンの強みだと考えている

 ガブリアス
陽気B4 A252 S252

炎耐性と、拘りスカーフなしでメガガルーラ・メガリザードンよりもSが高くなる点でサーナイトキリキザン双方ともに相性の良いポケモン
ムーブからのゴツメ+鮫肌でのダメージプランが立てやすいことと、威嚇枠と別枠で地面打点として採用できるのでランドロスに比べると相手のキリキザン+炎やガルーラ絡みへの初手選出のしやすさがランドロスとは別の強みになると思っている。

ムーブで物理技を受ける場面が増えるので僅差ではあるがトータルでダメージが少なくなるB4振りに


 クロバット


陽気H116 D164 S228

最速ファイアロー+1
控え目C252FCロトムの10万ボルトを確定耐え
臆病ボルトロスの10万ボルトを93.75%で耐え
(オボンの実込で陽気ガルーラの親子愛捨て身タックルを確定耐え)

電気の一貫性が高いのでDに寄せた配分でクロバット同士の同速は完全に切って、ギャラドスの凍える風等でケアをする方向の運用に挑戦した


今回は横取りを採用していないが採用する場面も見越して念のためファイアロー+1に

オボンの実を持たせることで対メガガルーラでも安定感を見込めるが、精神力で怯まないS操作&挑発役というのを考えるとどうしても状態異常対策を持たせたくなり今回はカゴの実に
ドーブル絡みにも安定して1回目が動けるか、ドーブル前での安定感を捨てて2回目、3回目のサポートに回るかを構築内で天秤にかけてアイテムを選ぶのが吉


 ハリテヤマ

意地っ張り 225-179-83-x-112-72

追い風込みでS補正メガカメックス抜き
精霊プレートC補正ニンフィアのWダメージハイパーボイスを確定耐え
オボン込で意地っ張りメガガルーラの親子愛捨て身タックルを確定耐え
A-1猫騙し+A-1インファイトで無振りサザンドラが確定
インファイトで193-126ヒードランが確定1
叩き落とすでブレードフォルムギルガルドを確定1

封印メガサーナイト、挑発2枚+キリキザンの形である程度のトリル耐性を見込めるので最遅でなくとも良いと判断し追い風下でカメックス猫騙しの上からワイドガード猫騙しを撃てるように意地っ張りでの運用


炎と氷を半減し、耐久値も火力も兼ね備えた猫+ワイガ要員で、オボンの実によりさらに場持ちが良くかなり好感触だった

 ギャラドス

陽気H4A252S252

最速での採用は間違いなく成功だったのだがダメージ感覚がいまいち掴めておらずAS個体を採用してしまった 今後配分を煮詰めて行きたい一匹。

このPTではガブリアスギャラドスハリテヤマが炎への耐性を持っているが、晴れ下での炎タイプへと遂行ができるポケモンガブリアスの岩雪崩のみである

また表にこれらのポケモンが出ている場面や、サイクルを何度か回して消耗していると繰り出しが厳しく、サーナイトキリキザンもしくはガブリアスギャラドスを切る場面が想定されるので、表にギャラドスがいるままで天候を雨にすれば良いと考えた

晴れ状態の炎タイプ技と比較すると、雨状態での炎技のダメージは1/3まで抑えられるので、PT全体で晴れへの耐性が得られ、逆に雨状態のギャラドスへ後出しがリザードン側が困難になるので押し付けて勝てるようになり、ピン採用ではあったがPT全体への晴れ耐性と自身の積み技を同時にこなす技として今後も考えていきたいと思う

威嚇+炎、地面、水への良好な耐性からのS操作と挑発はとても強かったので、今後は電気に薄くならないような並びで採用を考えていきたいと思う