アローガブキザンサーナイト

以前紹介したメガサーナイト+水ロトム軸のPTをベースにガブリアスキリキザン入りの前のめり構築として作成
(メガサーナイト水ロトムヒードラン)

サーナイト軸の構築で特に意識したいポケモンは
ヒードラン、リザードンY、ファイアロー、ギルガルド、シャンデラ等フェアリー半減で交代先にも負荷をかけてくるポケモンと、メガガルーラであると考えているため
フェアリーを半減できるポケモンに強くメガガルーラ、メガリザードンの上をとれるガブリアスを投入するところからスタート

ハイパーボイス、地震といったメインの範囲打点に加えて、仮想敵とするメガリザードンとファイアローの処理速度を上げるための岩雪崩を相手のワイドガードで防がれたくないのでガブリアスの地震と相性も良い横取り水ロトムの3体を軸に据える

基本的にサーナイトは威嚇を合わせてもメガガルーラからかなりのダメージを受けてしまうため、相手にハイパーボイスを通したい場面ではガブリアスのムーブから展開する動きも考えてみたいのでスリップダメージを増加させるゴツゴツメットを持たせてみることに。

サーナイト	ハイパーボイス	-	トリックルーム	守る	ｻｰﾅｲﾄﾅｲﾄ	トレース
ガブリアス	岩雪崩	地震	ドラゴンクロー	守る	ゴツゴツメット	鮫肌
水ロトム	ハイドロポンプ	10万ボルト	横取り	-	-	浮遊

最近流行しているガルーラ+フェアリー(ニンフィア、トゲキッス)+ファイアローのような形の構築に対しては猫騙しによるアプローチで相手の行動を封じきるのは難しいため
ファストガードファイアローを投入し初手の行動パターンでアドバンテージを稼いでいくを優先していく形をとる。　素早さのコントロールとしての追い風と、滅びパーツやトリル役への挑発を採用。　追い風挑発を撃ちたいが、ロトムが既に場にいるパターンで退場してしまうと相手のファイアローのブレバにロトムを投げられないことや、追い風を展開したのに裏から出てきた猫騙し役に1手止められるのを防ぐ意味でファストガード役が場に留まって欲しいので今回はファイアローの場持ちを優先し気合いの襷を持たせた。　

サーナイト	ハイパーボイス	-	トリックルーム	守る	ｻｰﾅｲﾄﾅｲﾄ	トレース
ガブリアス	岩雪崩	地震	ドラゴンクロー	守る	ゴツゴツメット	鮫肌
水ロトム	ハイドロポンプ	10万ボルト	横取り	-	-	浮遊
ファイアロー	ブレイブバード	追い風	ファストガード	挑発	気合いの襷	疾風の翼

中央に相手のフェアリーを一撃で処理できるポケモンとして、フェアリータイプを一撃で処理できるポケモンを考えると、鋼タイプのポケモンを採用したい。

この構築を組み始めた時期にニョロトノ　キングドラ　メガゲンガー軸の滅び雨パーティが流行っていた関係で今回はヒードランを見送る。
メガゲンガー+キングドラでのサーナイト集中へ圧力をかけることができ、基本的に相手のニンフィアより上から鋼技を通すことができるキリキザンをチョイス
サーナイトを扱う関係でギルガルドの処理ルートは重要であるので範囲ダメージと相性の良いダメ押しを搭載。
最後の枠には猫フェイントワイドガードでサポートしつつヒードランガルーラを殴れるカポエラーを投入した

＿	ポケモン	技1	技2	技3	技4	持ち物	特性
	サーナイト	ハイパーボイス	サイコショック	トリックルーム	守る	ｻｰﾅｲﾄﾅｲﾄ	トレース
	水ロトム	ハイドロポンプ	10万ボルト	横取り	選択	選択	浮遊
	ファイアロー	ブレイブバード	追い風	ファストガード	挑発	気合いの襷	疾風の翼
	ガブリアス	岩雪崩	地震	ドラゴンクロー	守る	ゴツゴツメット	鮫肌
	キリキザン	アイアンヘッド	不意打ち	ダメ押し	守る	命の珠	負けん気
	カポエラー	インファイト	猫騙し	ワイドガード	フェイント	選択	威嚇

〜以下個別詳細〜

　メガサーナイト　控え目：H84-B44-C188-D4-S188

・メガシンカ後最速78族抜き
・ゴツメ×2+鮫肌×2のスリップダメージと合わせてWダメージハイパーボイスでH4メガガルーラを確定
・Wダメージハイパーボイス+サイコショックで195-85-150のニンフィアまで確定
・WダメージハイパーボイスでH252テラキオン確定1
・補正無しファイアローの命の珠ブレイブバード確定耐え
・威嚇込で陽気メガガルーラの親子愛捨て身タックルを96.1％で耐え

キングドラやルンパッパのすいすいをトレースした場合は即メガシンカしないで守るみたいな立ち回りも視野に。
カメックスがやや増えた印象だったので素早さを一応この付近まで引き上げたが初手では素早さが負けてしまうので選出段階で工夫が必要

　水ロトム　控え目：H244-B36-C212-S12

・10万ボルトでH4B252ドーブル確定1
・帯ハイドロポンプでH244ヒードラン確定1
・帯悪の波動でブレードギルガルド確定1
・帯10万ボルトでH252ブロスターを確定1
・177メガガルーラの親子捨て身だいたい耐え

サーナイトを採用する関係で帯悪の波動でギルガルドを処理しやすくした形が好みだったので以前と同様こういう配分に
多めに割いたCのおかげで10万ボルトでBSドーブルを意識しながら使いまわせるのでドーブルを意識する場合にはラムの実を持たせると良い

　ファイアロー　陽気B4AS252

先発に置くだけでもマニューラの猫騙し自体は抑制はできるので最速でなくとも良いとは思うがエルフーンの補助技に対して上からブレイブバードを通せることはやはり強みなのでS以外に努力値回したくても最低で116族抜きが良さそう　と考えなんだかんだ最速に

今回の構築ではキリキザンに命の珠を持たせているがファイアロー+カポエラーという並びの場合には相手の負けん気ボルトロスが辛くなってくるので命の珠をファイアローに譲りフレアドライブを持たせても良いだろう

　ガブリアス　陽気AS252D4　
　
霊獣ランドロスとの違いとして水等倍、炎半減、スカーフ無しでもリザードン、メガガルーラをSが上回っている点が挙げられると考えている駒

負けん気ボルトロスが増加してきた印象があるので打ち分け性能は犠牲になるものの耐久調整をしたスカーフ型も視野なのかもしれない

アローキザンガブリアスみたいな選出からキリキザンへの格闘技をムーブで受けながらスリップダメージ入れていく選択肢が増えるのが心強い

　キリキザン　意地っ張り　H228-A196-B4-D68-S12

・10ｎ-1
・命の珠アイアンヘッドで192-115トゲキッスを確定1
・ゴツゴツメット×2+鮫肌×2+命の珠不意打ちでH4メガガルーラを確定
・天候ダメージ1回+補正眼鏡ニンフィアのWダメージハイパーボイス耐え
・197-106-156ニョロトノ(補正眼鏡FCロトムの10万ボルト確定耐え余りB)をWダメージハイパーボイス+珠ダメ押しでお盆消費させず確定

このポケモンの最大の役割対象はニンフィアだと考えたので中途半端にSを振るのをやめて万が一トリックルームや追い風から眼鏡ハイパーボイスを無理やり通しにきても行動できるだけのHDを確保している

カポエラー　陽気：H244-A132-B60-D4-S68

・4振りFCロトム+1
・黒帯インファイトでH4メガガルーラを確定1
・威嚇込で陽気ファイアローの命の珠ブレイブバードを確定耐え

ガブリアスファイアローキリキザンのおかげでややヒードランメガガルーラをこのポケモンで無理やり処理する必要性も薄れてはいるのでラムの実を持たせてキノコの胞子やダークホールを対策しても良い

交代先を作りにくい構築となってしまっていたので、カポエラーが相手のギルガルドの前でやることがなくなってしまう場面ができるためにロトムに悪の波動を持たせることとしたが、カポエラー＆ガブリアスから威嚇枠としての霊獣ランドロス+炎氷耐性も備えるハリテヤマのような形での運用も今後考えてみたい
シーズン3頃から原型のサーナイト水ロトムを使用し8/9のオフでこれをベースにした構築を使用予定だったが都合がつかず参加を断念したので公開という形をとりました